07822 他人に教えるのが最高の学習方法だから総会話時間をmaxに
No. 07822, by shio / 塩澤一洋 https://flic.kr/p/2rxFYry https://live.staticflickr.com/65535/54836222354_de545d6924_3k.jpg
月曜5限、1年生向けの司法試験論述基礎ゼミ「LE1」、今期第3回。学生15名全員、YouTuberになりきっていただきました。 https://flic.kr/p/2rxENn9 https://live.staticflickr.com/65535/54835993346_674ddbdc6a_3k.jpg
第1回:自己紹介とオリエンテーション
第2回:今期扱う論述問題を起案したあと、書いた行数が多い順に並んで、多い人から3人ずつのグループを5つ作る。
そして第3回(今回)。
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「全員、法的三段論法を人に教えられるようになってください」と伝えグループに分かれる。
論述に必須の「法的三段論法」をすでにshio.iconの「民法1」で学んだ学生たちが、それ以外の学生たちに教える。 「何分欲しいですか?」と尋ねたら「15分」との答え。
実際に教えあいを始めてみると、過去のノートに描いてあるshio図などを見せながら説明する学生が多いので、「見てても教えられるようになりませんよ。自分で描いてくださいね」と伝える。 そこで「ではスマホと六法を持って、ホワイトボードの前に自分の場所を確保してください。そしてみなさんの後輩、高校2年生に法的三段論法を教えるYouTuberになって動画を作ってください」と伝えました。shioゼミの教室は、すべての壁面がホワイトボードになっており、プロジェクタが3か所に設置されているサイズなので、15名が各々ホワイトボードの幅を確保しても余裕です。
全員、授業開始。当初は机に置いていたスマートフォンを途中から手持ちに変えたり、ホワイトボードに書いた内容にズームインアウトするなど、工夫がはじまる。面白い。
だいたい5〜10分程度の動画が完成。
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ゼミも授業もいかにして総会話時間をmaxにするかが教員の工夫。 https://flic.kr/p/2rxEMp7 https://live.staticflickr.com/65535/54835990096_8f29bf4227_3k.jpg
教室にいる学生が会話している時間の総計です。shio.iconが全員に対して話している時間は含まれません。
成蹊大学の授業は1コマ100分なので、例えば学生が20名いて全員が1コマの間終始会話に参画していたら総会話時間は100分×20名=2,000分。教員が全員に対して話すとその時間×参加者の人数分、減っていきます。つまり仮にshio.iconが5分話したら5分×20名=100分、(学生たちの)総会話時間が減るのです。
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2〜4年生のshio.iconゼミ、ドラゼミでは、2人グループや3人グループで議論するので、だいたいいつもmaxを達成しています(参加者25名なので2,500分)。ゼミはゼミ長を中心として学生たちで運営しているので、基本的にshio.iconは一言も話さないし、会話に参画していない学生はいないからです。
そして今回YouTuberごっこも同じ。録画している時間も動画の視聴者という潜在的相手に対して話しているので「会話時間」に含まれます。このゼミは1年生であり、まだ3回目なため、節目ごとに次のmissionをshio.iconが提案していったので、shio.iconが話した時間がトータル5分ほどありますから、max(1,500分)ではありませんが、15名で1,425分くらいにはなっていると思います。 https://flic.kr/p/2rxG3BM https://live.staticflickr.com/65535/54836236403_ecd623acea_3k.jpg